東京の狛犬掲載数 1,281対(863地点)

江戸時代の狛犬は、時代の変遷とともに姿を変えました。1700年前年代は、シンプルで野性的かつ個性的な狛犬が主流であり、江戸ならではの洗練された美意識が表現されていました。

一方、1800年代に入ると、狛犬たちは美しい鬣や尻尾の流線美を競い、優雅で華やかな姿が求められるようになりました。品川・大田区には、あどけない子獅子たちの優雅な動きが見事に表現された家族型狛犬が多く残っています。

そのため、江戸の狛犬は他地域には見られない、多様性な表現と独創性に富んでおり、江戸ならではの美意識と職人技の融合が見事に表現されているといえます。

 

During the Edo period, Komainu underwent changes alongside the shifting times. In the early 1700s, Komainu were characterized by their simplicity, wildness, and unique individuality, embodying a refined aesthetic unique to Edo. However, as the 1800s progressed, Komainu began to compete in displaying the graceful and elegant flow of their manes and tails, reflecting a desire for elegance and splendor. In Shinagawa and Ota wards, many familystyle Komainu sculptures depict the graceful movements of playful lion cubs with remarkable finesse. As a result, Edo's Komainu stand out for their diversity and originality, showcasing a fusion of Edo's unique aesthetic sensibilities and the craftsmanship of its artisans, a blend not found in other regions.


●東京都下

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